【体験談】小学生の夏休みの宿題「自由研究」にもオススメ!誰でも簡単ラクちん、カタツムリの飼育
難易度★ 学び&コスパ★★★★★
とても簡単に育てることができ、子どもが命の大切さを学べますよ!
今回は、素敵な生き物「カタツムリ」を紹介します。
でんでん虫、マイマイとも呼ばれ、いろんな歌や絵本にも登場する人気者。
そんなカタツムリの飼育を始めてみたのですが、魅力いっぱいでオススメなので、カタツムリの魅力をギュッと紹介していきます。
読み進めていくとカタツムリを捕まえに行きたくなってくると思いますが、その気持ちを抑えながら、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
カタツムリとは
まずは、意外と知らないカタツムリの生態について、ざっくりと紹介します。
800種類
同じように見えるカタツムリですが、800種類いると言われています。
そのほとんどが右巻きの殻に住んでいます。
殻から出ればナメクジ…というわけでもなく、殻に臓器がくっついているので、殻を取ってしまうと死んでしまいます。
うちのカタツムリはミスジマイマイです
寿命は1〜10年
小さいカタツムリは1年、大きいカタツムリは10年以上生きることもあるようです。
のんびりしていて、敵に襲われても殻にとじこもるだけ。
誰かを襲うこともなく、ゆっくり生きています。
殻に刻まれた線の数=冬を何回超えたか、なので年齢がわかるよ!
性別は無い
正確には雌雄同体であり、同一個体が精子も卵子も持っています。
そのため、自家受精なんてこともやろうと思えばできるそうです。
白いたまごを産み、1週間〜1か月で孵化。
孵化したカタツムリはとても小さいですが、殻もありフォルムは立派なカタツムリ。
家で育てていても、卵を産むことがあるよ!
うんちはいろんな色
にんじんを食べればオレンジ、ほうれん草を食べれば緑、といった具合に食べたものと同じ色のうんちをします。
食べたものと違う色のうんちが出る場合は、体調不良かも。
我が家のカタツムリは、端っこのほうでうんちをギュッと押し付け続けて固める習性があります。
綺麗好きのようで、決まった場所にうんちをするお利口さんです。
匂いが気になったことはないので、家の中でも安心です
ちなみに、100均の色画用紙をあげると、いろんな色のうんちをします。
カタツムリにとって必要な成分が含まれているので、ぜひあげてみてください。
カタツムリ飼育のメリット
カタツムリの飼育にはたくさんのメリットがありますので、1つずつ紹介していきます。
簡単
生き物を飼ううえで大事なことの1つに、難易度があげられますが、カタツムリはかなり簡単です。
育て方は後述しますが、ケースに入れておくだけであとは勝手に生活します。
鳴くこともなければ、ジャンプして逃げることもないです。
ケースを洗うとき、その辺に置いておくと逃げますが、かなり遅いのですぐ捕まえられます。
カマキリ、金魚、モルモット、トンボ、サソリ、クワガタ、ニワトリなどを飼育したことあるけど、カタツムリは圧倒的にラクちんです
リアクション上手
のんびりしていて、観察してもつまらないのでは、と思っていましたがむしろ逆です。
カタツムリは、子どもが何かすると必ずとても良い反応をしてくれます。
たとえば、カタツムリは湿っているのが好きなので、たまに霧吹きで水をかけてあげる必要があります。
水をかけるとすぐに顔を出して、嬉しそうにお散歩を始めます。
また、にんじんを入れてあげると、すぐにガリガリ音を出しながら食べます。
そして次の日にはオレンジ色のうんちをするので、にんじんを食べてくれたことがわかりやすいです。
最後にお掃除ですが、ケースを洗ってあげると、綺麗になったケースの中をあちこち歩き回ります。
どれもカタツムリの生態が関係しているので、どのカタツムリもこれらのリアクションをしますよ。
子どもには、このカタツムリの反応が嬉しい。
わが子はカタツムリのお世話を率先してやってくれていて、愛情みたいなものが芽生え始めているようです。
カタツムリがにんじんを食べるので「僕も食べる」と言い、嫌いだったにんじんを食べられるようになりました
虫嫌いでもハードルが低め
子どもって虫が大好きですよね。
おうちに持って帰りたい、って言うだけならいいですが、セミ、バッタ、ダンゴムシを本当に持って帰ってきたら悲鳴ものです。
ですが、カタツムリはどうでしょうか。
虫嫌いの人でも、他の虫に比べれば嫌悪感は少ないのではないでしょうか。
なんと言っても歌や絵本で人気者ですからね。
しかも手がかからないので、触る機会はほとんどありませんよ。
殻を持てば何とかなるレベル…
カタツムリの飼育方法
熱帯魚は水温やライトに気を遣い、カマキリは生きた昆虫しか食べず、金魚は水槽の大きさや水質など、生き物を育てるためには守るべきルールがありますよね。
カタツムリには、これといったルールがありません。
どんな環境でも、のんびりたくましく育ってくれますが、わが家の飼育方法を参考までに紹介します。
透明ケースに入れる
100均で買った虫かご(フタにだけすき間があるタイプ)に入れています。
湿度を保つために土を入れてあげるといいみたいですが、わが家はいろいろ試した結果、いまはエサ以外はなにも入れていません。
土、木のえだ、石、などカタツムリが喜びそうなものを入れてみたものの、掃除しづらいのでやめました。
ケースを綺麗にしてあげるほうが、わが家のカタツムリは喜んでくれますし、子どもが霧吹きでお世話してくれるので湿度も問題なし。
実際に長生きしているので、お手軽さを選んでよかったなと思っています。
週1でケースの水洗いと、エサの交換をしています
エサは余った野菜
にんじんのヘタ、キャベツの1番外側の葉、など、料理するときに捨てちゃう部分を喜んで食べてくれます。
殻のためにカルシウムも必要と言われていて、たまに卵の殻を入れてみたこともあります。
ちなみに、わが家のカタツムリの大好物はレタスです。
ビックリするくらいの量をたべます。
好みはカタツムリによって違い、豆腐が好きなカタツムリもいるようなので、何が好きなのか試してみるのも楽しいですよ。
ネギやホウレンソウなど、嫌いなものもあるので気をつけて
ちなみに、カタツムリ好きの間で有名な専用のエサはこちら。(コスパがいいので値段だけでも見てみてください)
とにかく安いし、一気に食べて無くなることもないので、1つ買っておくといいでしょう。
元気がないとき
飼育方法と呼べるようなことがあまりなく、勝手に生きてくれますが、たまに以下の状況になることがあります。
- エサを食べない
- 殻の中に入ったままで動かない
こんなときは、ケースを綺麗に洗ってあげて、エサを新しくしてあげればOKです。
ぬれたケースに新しいエサという、カタツムリの大好きが詰まった状況に、わが家のカタツムリはすぐ元気を出すことが多いです。
もともと夜行性なので、野生のカタツムリは天敵から身を守るため日中は動きませんので、日中ずっと寝ているだけかもしれませんが、それでも元気にならないときは冬眠かもしれません。
カタツムリは寒くなってくると、動かなくなるようです。
お湯でケースを洗うと、眠りから目覚めることが多いです
わが家のカタツムリは、冬になるとレタスの中にくるまっていて可愛いですよ。
まとめ
誰でも簡単に育てることができて、自然と子どもがお世話をしたくなるカタツムリ。
筆者がカタツムリのために買ったのは100均のケースだけで、エサは余った野菜。
それでも毎日元気な姿を見せてくれて、のんびり過ごす様子を見るだけで癒されます。
ぜひみなさんもカタツムリを飼ってみてください。
本当にかわいいですよ。
ちなみに、カタツムリよりも食事シーンがカッコいい、カマキリの飼育は以下の記事にまとめています。
また、男の子が大好きなクワガタの飼育は、以下の記事にまとめています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
すべての記事はこちらにまとめています!