【育児攻略】子供が話を聞かない理由は1つだけ!育児や叱り方に悩むあなたに贈る解決策
育児って大変ですよね。
ダメって言ったことを何度もやり、やめてと言えば言うほどやるのは、なぜでしょうか。
今回は、育児で悩むあなたが、少しラクになる方法を紹介します。
どうしてうちの子は、私の話を聞かないの?
どうやって叱るのが効果的なの?
そんな悩みを抱える人へ、ネットでよく見かけるアドバイスは以下です。
- 「○○しないで」ではなく「○○しよう」と言ってみよう
- ちゃんと理由を教えてあげよう
- 子どもの気持ちを聞いてあげよう
- 感情的に叱るのはやめよう
これらを見て、筆者はいつもこう思います。
そんな綺麗事でうまくいくなら、育児に悩む人なんていないでしょ
育児で悩んでいる人に優しい言葉をかけたいのかもしれませんが、こっちは本気で悩んでるんです。
それなのに世の中にあふれるアドバイスは綺麗事ばかり。
というわけで、今回は本気で悩むママさん(パパさん)に、どストレートな言葉で、わが子に効いた方法を紹介したいと思います。
人によっては不快な思いをする表現もあるかもしれませんので、お子さんを本当になんとかしたいと思っている人だけ読み進めてくださいね。
なぜ話を聞かないのか
では、どうして、あなたの話を聞いてくれないのでしょうか。
結論からお伝えします。
あなたの声がノイズとして扱われているからだよ
ノイズ=雑音 なので、ちゃんと聞かない状況ということです。
ノイズとして扱われてしまうのは、子ども側の問題と、おとな側の問題がありますので、それぞれ解説していきます。
子どもの問題1:脳のメカニズム
おとなに比べて、子どもは聞く音をうまく選択できないと言われています。
テレビ、足音、おもちゃ、食器を洗う音、車、風、虫の声など、子どもの周りにはたくさんの音があります。
その中からどれか1つの音だけを選択して聞き続けることは難しいとされています。
つまり、ママの声だけを聞き取る力はまだ鍛えられていないので、ママの声が他の音にまぎれてしまうのです。
決して発達障害ではなく、これは誰もが通る道です。
豆知識:
大人であれば当然できる「音楽を聞きながら、人と話す」ことは、児童期の後半になってからようやく獲得する力と考えられている。これは「カクテルパーティ効果」と言われている聴力であり、喧噪のなかで自分の名前が聞き取れたり、電車のなかで大人同士では会話が成立したりすることと同じである。
子どもの問題2:心の成長期
イヤイヤ期、反抗期、思春期など、心が大きく成長するタイミングには名前がついていますよね。
それ以外のときも、子どもによっては心が大きく成長しているタイミングがあります。
ウソを覚えたり、ストレスを感じたり、嫉妬したり、悪口を言ったり、子どもの心はどんどん大人の階段を登っています。
一方で、自分の気持ちを言葉にするのはまだ難しいため、いろいろ考えてはいるけどうまく表現できないことも多いようです。
考え中のときはすぐ返事できないですし、考えがまとまってないのにいろいろ聞かれても困っちゃう。
そんな子どものペースと、おとなのペースが違うことによるミスコミュニケーションが生じているのかもしれませんね。
これは誰のせいでもありません。
豆知識:
近年、自分の感情をうまく表現できない子どもが増えている。うまく表現できないということは、自分の気持ちを相手に伝えられないだけでなく、相手の気持ちを理解することも難しいということである。まずは子どもの感情を否定せずに受け止めることが大切である。
自分の感情をコントロールできないうちは、思い通りにならないと泣く、叫ぶ、叩く、怒るなどの方法で気持ちを表現することがある。日常生活の中で、お菓子を買ってもらえない子が寝転び、大声で泣いている光景もそのうちの1つ。幼児期に喜怒哀楽の感情を教えるのは、子どもの発達においてとても大切なこと。喜怒哀楽の感情表現ができるようになると、自分の気持ちを相手に伝えられ、相手の気持ちも理解できるようになる。
おとなの問題1:物理的な距離
突然ですが、あなたがキッチンで料理を作っているとき、兄弟ケンカが始まったとします。
「ケンカをやめなさい」と言っても、聞こえていないようです。
このとき、どうやったらあなたの声が聞こえるようになるでしょうか。
「やめなさい」
「やめなさい!」
「や・め・な・さ・い!!」
「やぁーめぇーろぉー!!!」
と大きな声を出したことがある人は多いと思います。
これでは、ノイズがより大きなノイズになっただけでしかないですよね。
筆者は何度も大きな声を出して、近所の人に聞こえていないかソワソワする日々でした
いまは、他の音にまぎれてノイズになってしまわぬよう、以下を心がけています。
- 子どものそばに行く
- 反応するまで名前を呼ぶ
- 伝えたいことを要点だけ伝える
キッチンから、遠くの子どもに話しかけるのではなく、すぐそばに行って名前を読んでから話すだけで、他の音に負けることはだいぶ減りました。
ちなみに、話すときは要点だけにするとなお良いようです。
おとなの問題2:心理的な距離
物理的な距離を縮めても、声が届かないことがあります。
これは心理的な距離が縮まりきっていないからと考えられます。
「ねえ、聞いてる?」
あなたはいつも、子どもの話をちゃんと聞いてあげているでしょうか。
何か家事をしながらテキトーに聞いたり、目線が携帯のままだったり、そんなことは無いでしょうか。
子どもは鏡である、と言われています。
あなたが向き合ってあげない限り、子どもが向き合ってくれることはないと考えたほうが良さそうです。
「ながら」はダメってことだね
向き合ってるのに話を聞かない場合は、減点方式になっていないか確認するのもオススメです。
子どもには加点方式が良いと言われています。
「手を洗うからこっち来て」
と言って、子どもが来なくて叱るのであれば、子どもが来たときには必ず褒めましょう。
あなたから発せられる言葉を聞きたいと思わせることも、大事なようです。
呼ばれて来るなんて当たり前のことですが、それはおとなの世界の話ですからね。
100%の力で褒めなくても、ありがとうと言いながら頭をポンポンするだけで、子どもはあなたの話を聞くようになりますよ。
あなたも、夫(or妻)に褒められると嬉しいですよね。
それは子どもも一緒です。
筆者は「今日のご飯美味しいね」と言われるとつい、「いつもは美味しくないってこと?」と言ってしまうので反省
まとめ
子どもはさまざまな音に囲まれています。
その音の中から、あなたの声だけを聞く力はまだ鍛えられていないので、あなたの声が他の音にまぎれてノイズになってしまいます。
この子ども側の問題を理解したうえで、おとな側の問題(物理的or心理的な距離が遠い)を1つずつクリアしていけば、あなたの声がスッと届くようになります。
大声で叫んでも聞いてくれなかったわが子も、今では小声でも話を聞いてくれています。
話を聞いてくれるだけで、育児に関する多くの問題が少しラクに、そして良い方向に行きやすくなったと感じています。
育児に悩んだ時は、こちらから気になる本を読んでみてください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
すべての記事はこちらにまとめています!