【体験談】追突事故にあった筆者が、自動車保険につけておいて良かった特約(加害者が非常識な場合)

ゆとり

自動車保険で大切なのは「保険料に比してメリットが大きな特約を選んで付帯すること」。

「備えあれば憂いなし」と言いますが、「備えすぎても意味なし」でもあり、バランスが難しいところ。

では、どの特約をつけるべきなのでしょうか。

非常識な加害者によってトラブルに巻き込まれ、弁護士が登場することとなってしまった筆者が、「実際に役に立った、コスパのいい特約」をまとめてみます。

先に結論から!

・車両保険→新車なら必須!
・免責ゼロ特約→必須!
・弁護士特約→必須!
・レンタカー特約→毎日乗る人は必須!
・それ以外の特約→保険料を抑えたいなら不要

ちなみに筆者はこんな人

  • 好きな言葉はコスパ
  • ムダだと思う保険には加入したくない
  • 自動車保険料は年間5万円

自身が加害者になる場合だけでなく、被害者になった場合にも備え、本当に必要な特約だけを選びましょう。

事故の状況

事故現場は3車線の交差点。

1番左の車線を直進していたところ、対向車線からUターンしてきた車に、後ろから突っ込まれました。

わが家はただ直進していただけですが、急に相手の車がわが家の右後ろに突き刺さったのです。

わが家の車は、右後ろがボコボコに。

ここで問題発生…

不幸なことに、相手が非常識なクレーマーだったのです…

警察とのやりとり

警察が到着するとすぐ、わが家の過失を主張する相手。

国民性の違いという言葉で片付けたくないですが、相手は中国系でした…

警察が相手に言い放った「あなたが悪い!」という言葉を胸に、このクレーマーと戦っていく決意をしました。

保険会社とのやりとり

さっそく保険会社とのやりとりがスタート。

保険会社の意見:
直進車とUターン車の事故なので、過失割合は2:8が基本。ただし、転回危険区域(3車線の交差点)は1:9という過去の判例があるため、今回は1:9が妥当。残念ながら0:10というのは難しい。

過失割合とは:
「どちらが何%悪いのか」を表す数字。この割合をもとに費用負担することとなる。たとえば、加害者と被害者ともに車を修理し総額100万円かかったとき、過失割合が9:1だった場合には加害者が90万円、被害者が10万円を負担する。それぞれ保険を使うか、自腹で払うかを選択できる。保険を使うと今後の保険料が高くなるため、高くなる保険料と今回の負担額を比べたうえで、保険を使うかどうか検討することになる。

Uターンして後ろから突っ込んでおきながら、被害者だと主張する相手。

過失割合が全然決まりませんでした。

ここで役に立ったのが、弁護士特約です。

弁護士特約の大切さ

相手の主張は「わが家が悪い」。

日本の法律では「わが家ではなく相手が悪い」はずなのですが、この法律問題を片づけてくれるのが弁護士です。

ただ、弁護士費用って高額になりますよね。

弁護士特約をつけていたので、相談料10万円、訴訟費用300万円まで負担してくれるということで、さっそく保険会社に弁護士を紹介してもらい、弁護士に戦ってもらいました。

弁護士特約は、使っても今後の保険料が高くなることは無いので、遠慮なく使えるのもいいところです。

Point:
筆者の自動車保険では、数百円で弁護士特約をつけられたので、弁護士特約はつけておいて間違いなし。

レンタカー特約の大切さ

さらに、問題が発生します。

また問題発生…

車の修理を待つ間、代わりの車が無い…

正確には、代車を借りたとしても、その費用を相手に請求できない可能性が高いのです。

一般的に代車が認められるのは過失割合が0の場合。過失割合が0になるのは、完全に停止している場合などで、お互いに動いている限りは過失割合が0にはなりにくい。つまり、今回の事故では代車費用を相手に請求することは難しい。

やむなく、知り合いの知り合いから車を借りることができましたが、修理の約2ヶ月、車の無い生活もしくは毎日自腹でレンタカーになるところでした。

こんな悩みを解決するのが、レンタカー特約です。

簡単にいうと、レンタカーを借りる費用を保険会社が払ってくれる特約です。

わが家はレンタカー特約をつけておらず、とても困りました。

Point:
車が無いと困る生活の場合は、レンタカー特約をつけておいて間違いなし。ただし、レンタカー特約は車両保険とセットで申し込む必要があるため要注意。

車両保険の大切さ

そして最後に、車両保険についてです。

車両保険は、自分の車に発生した損害をカバーしてくれます。

今回の事故は相手が悪いので、修理費のほとんどを相手もしくは相手の保険会社が払うことになります。

またまた問題発生…

わが家の修理費は40万円超でしたが、車を渡すことができるのは支払後のみ、とディーラーから連絡がありました。

しかしながら、相手はクレーマーなので弁護士とお話し中であり、相手からすぐに支払われる可能性はゼロ。

修理後の車を使いたいなら、わが家が立て替えるしかない状況となってしまいました。

ここで登場したのが、車両保険です。

車両保険がお金を立て替えてくれて、相手の過失割合が決まったら相手へ請求する、ということを保険会社が代行してくれたのです。

Point:
今回のように相手がクレーマーの場合にも役立った車両保険。その他にもボーッとしてて壁にぶつかった場合などの自損事故でも修理費を負担してくれるので、車が新しいうちは車両保険をつけておいて間違いなし。

もし車両保険をつけるのであれば、免責ゼロ特約をつけておくといいと思います。

免責ゼロ特約:
修理費が50万円かかった場合、通常は保険会社が45万円払ってくれて、残りの5万円は自腹になることが多い。これが「免責5万円」という状況。他にも「免責10万円」なんてこともある。免責ゼロ特約をつけていると、保険会社が50万円全額を払ってくれる。

まとめ

事故は突然やってきて、加害者がクレーマーの場合もあり、そんなときに自分を守ってくれるのが自動車保険です。

「備えあれば憂いなし」という言葉がありますが、「備えすぎても意味なし」。

自分にとって必要な保険はどれか、コスパのいい特約はどれか、見極めるきっかけになれば嬉しいです。

ちょっとの傷であれば、コンパウンドというものを使うととても綺麗になったので、参考までにリンクを載せておきます。(値段だけでも見てみてください)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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