【体験談】初心者の筆者が富士山を攻略したときのコツと、コスパのいいオススメグッズまとめ
富士山を攻略するために必要なことは、富士山を知ること、本当に必要なグッズだけ持っていくこと、の2点です。
いきなり結論!
日本一の富士山は、その情報量も日本一、というくらい大量の情報があふれていますよね。
そこで今回は、実際に富士山にのぼった完全初心者の筆者の体験談を紹介したいと思います。
今回お伝えしたいこと:
1.富士山について。オススメのルート、現実的なスケジュール、山小屋など。
2.グッズについて。特に役立ったグッズ、持っていけば良かったなと思うグッズ、使わなかったグッズ。
ちなみに筆者はこんな人
- 心配性である
- ムダなことは嫌いなので効率的にいきたい
- 運動はほぼしておらず、登山経験ゼロ(富士山が初登山)
登山初心者でグッズや当日の流れが心配だけど、ムダな荷物は持っていきたくないし、おすすめのルートやスケジュールなどを事前にリサーチしたい。
そんな人に向けて、まとめたいと思います。
目次
富士山を知るべし
まずは、富士山のことを知ることが大切です。
以下を解説します
①ルート:4つのルートを比較したうえで、楽しくて快適なルートを1つ選びましょう
②スケジュール:初心者でも安心のゆとりあるスケジュールを組み立てましょう
③山小屋:綺麗でご飯の美味しい快適な山小屋を選びましょう
それぞれ詳しく見ていきます。
1.オススメのルート
オススメのルートは、須走ルートです。
いきなり結論!
富士山には4つのルートがあり、須走ルートの人気は3位です。
各ルートの魅力:
・吉田ルート…最もポピュラーかつ観光地のような賑わいを見せており、山小屋や救護所が多く安心。約60%が利用。
・富士宮ルート…山頂まで最短かつ剣ヶ峰も1番近い。約25%が利用。
・須走ルート…上りは多くの緑、下りは砂走りを楽しむことができる。約10%が利用。
・御殿場ルート…最も標高差があり距離も長いが、とにかく空いており静かに登山できる。約5%が利用。
各ルートのリスク:
・吉田ルート…混雑するためトイレや登山道が渋滞しペースが乱される。
・富士宮ルート…短い距離を一気にのぼるため高山病になりやすい。
・須走ルート…このルート特有のリスクは無い。
・御殿場ルート…とにかく長いため体力と時間を要する。
混雑してもOK、もしくは閑散期を狙えるなら吉田ルートもオススメです。
登山道や施設が整備されており、初心者にとって安心なルートだと思います。
ただ、約60%が利用するルートのため繁忙期の混雑はすごく、「山小屋で隣の人の足が自分の顔の横にあるくらいギュウギュウ…」という話を聞いたことがあります。
筆者は行列や渋滞が苦手で人ごみを避けたいので、迷わず須走ルートを選びました。
当日はかなり空いていて、綺麗な空気を吸いながら自分のペースでのぼることができました。
実は、8合目で吉田ルートと合流するので、うまくスケジュールを調整すれば、それぞれのルートのいいところだけを集めることができます。
では、どう調整すればいいのか、解説していきます。
2.現実的なスケジュール
オススメのスケジュールは、1泊2日です。
いきなり結論!
ご来光を見る場合はもちろん、見ない場合でも、日帰りはオススメしません。
初心者には日帰りだと難易度が高く、できれば以下のような1泊2日のスケジュールをオススメします。
1日目:吉田ルートと合流する手前まで、須走ルートを進むべし。
2日目:吉田ルートと合流してご来光後、須走ルートに戻って一気に下山するべし。
このスケジュールのメリットは以下です。
- 元気なうちは、須走ルートで富士山を思いっきり満喫
- 体力が奪われ始める8合目から吉田ルートと合流し、初心者に優しい登山ができる
- 頂上を楽しんだらまた須走ルートに戻り、砂走りで一気に下山できる
つまり、初心者にとってリスクが高い8合目~頂上は、最も設備等が充実した吉田ルートを使うことでリスクを減らし、それ以外は空いている須走ルートを使うことで快適に登山ができるのです。
そして、快適な登山に欠かせないのが、山小屋です。
次は、山小屋選びについて解説します。
3.山小屋
オススメの山小屋は「見晴館」です。
いきなり結論!
山小屋はいくつもあるので、事前にリサーチすることをオススメしますが、筆者は「見晴館」が大好きです。
須走ルートの本七合目(吉田ルートと合流前、標高3,200m)にあるため、吉田ルートにある山小屋よりも比較的すいている。収容人数は45名、HPで予約状況を確認できる。
見晴館のいいところは、以下です。
- 設備が綺麗
- 寝る場所がカーテンで仕切られていた
- オーナーが優しい
- 夕飯のカレーが美味しかった
- 早朝出発だったため、朝食を持っていけるようにおにぎりに変更してくれた
もし体調がすぐれない場合は、見晴館からご来光も可能です。
見晴館でご来光のあと下山してもOK、そう思えるだけで気持ちに余裕が生まれます。
でも、できれば頂上まで行きたいですよね。
そこで、頂上まで行くことを強力にサポートしてくれるグッズを中心に、紹介していきます。
本当に必要なグッズだけ持っていくべし
富士山のリサーチを終えたら、今度は本当に必要なグッズだけを持っていく準備をしましょう。
ゲームで例えると、ラスボスを倒すためにコツコツとレベル上げするよりも、最強の装備を身につけるほうが一気に成長しますよね。
富士山にのぼるために必要なグッズ、不要なグッズをそれぞれ解説します。
1.特に役に立ったグッズ
筆者が実際に助けられたグッズは以下です。
要チェック!
・登山靴(30,000歩とか40,000歩をラクできるかどうかは大事)
・防寒着、レインウェア(想像以上に寒かったです)
・水、携帯食料(軽くて高エネルギーなものがオススメ)
・現金(トイレを使うときや、山小屋の支払などで利用しました)
・スパッツ、ゲイター(須走ルートは砂走があるため必要、吉田ルートの場合は不要)
・耳栓、アイマスク(山小屋でちゃんと寝て回復)
これらは、お金をかけるべきグッズである、そう断言できます。
筆者は全て新品を買いましたが、これらのグッズが無かったら途中で下山していたと思います。
不運なことに途中で強風に襲われ、体感温度は-20℃といっても過言ではないくらい、とにかく寒かった思い出となっています。
いくつかオススメのグッズを載せておきますので、見てみてください。
2.持っていけば良かったなと思うグッズ
そして、もっと快適に登山できたのにと後悔している、持っていけば良かったグッズは以下です。
要チェック!
・モバイルバッテリー(電池が無くなったらどうしよう、という不安を解消してくれます)
・汗拭きシート、歯磨きガム(できればお風呂やハミガキをしたあとに寝たいですよね)
・使い捨てカイロ(天気が急変したときに助けてくれます)
絶対に必要なグッズではないですが、あればもっと快適に登山できたと思います。
次また行くときは絶対に持っていきます。
3.使わなかったグッズ
最後に、持って行ったけど全く使わなかったグッズは以下です。
要チェック!
・携帯酸素(高山病に効果があるとか無いとか。周りで使っている人も見ませんでした)
・トイレットペーパー(トイレに備え付けられていました)
・音楽プレーヤー(富士山を耳で感じるのは良かったです。暗い気持ちになったときには役に立つかも)
特に携帯酸素は、高い、大きい、使わない、ということで次は持っていかないと思います。
不安で不安で、ついついあれもこれも持っていきたくなりますが、荷物は絶対に軽いほうがいいです。
自分にとって本当に必要なグッズは何か、事前にリサーチしてみてください。
まとめ
富士山を攻略するために必要なことは、富士山を知ること、本当に必要なグッズだけ持っていくこと、の2点です。
筆者の場合は、1泊2日の須走ルート、山小屋は見晴館を選び、本当に必要なグッズだけを厳選して持っていくことで、ギリギリ頂上までたどり着くことができました。
頂上で食べたラーメンはとても美味しかったです。
ぜひ皆さんの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
全ての記事はこちらにまとめています。