英語嫌いが参考書のみでTOEIC400→500→600→700→800点!学生・社会人の勉強法
英語アレルギーの筆者が、3か月の独学で、TOEIC845点を獲得できた勉強法を解説。
よくある「もともと英語が好きな人がTOEICの勉強法を紹介するブログ」をいくつも読みましたが、英語アレルギーの筆者には全然参考にならず。
そこで、同じような悩みを抱えている方の参考になればと思い、どうやって英語アレルギーの筆者がTOEIC845点を獲得したかを紹介します。
ただ、TOEICの点数は伸びても、いまだに英語が好きではないことは事前にお伝えしておきます。
今でも外人は苦手で、コミュニケーションできず、英語を使わなくても済むIT技術の進歩を待ち望んでいます。
とはいえ、TOEICの点数が高いだけで、以下のメリットがあるので、TOEICの勉強をやっておいて損はないです。
- 就職や転職で有利
- 英語できるのではと噂される
- イケメンや美人な外人と付き合える気がしてくる
筆者は初めてのTOEICが、300点台でした…
筆者は、ムダなことは極力したくない、最短ルートが大好きです。
なので、英語の隅々まで理解したい人は、上で記載した「もともと英語が好きな人がTOEICの勉強法を紹介するブログ」を読んだほうが合うかもしれない点、ご了承ください。
目次
ステップ1:参考書を買う
よく「この本を買えば間違いない」と紹介されていますが、ただの広告であることが多いです。
使いやすい本というのは人それぞれですからね。
そこで筆者は、買うべき参考書について、ざっくりとした方向性だけを3つ紹介したいと思います。
それは、過去問、単語帳、文法集の3つです。
TOEICの過去問
大学受験のときに、その大学の過去問を買うのと同じで、TOEICも過去問を買えば良いです。
しかしながら、なぜか過去問は出回っていません。
そこで筆者は、TOEIC公式が出している練習問題の本を買って、実際の問題形式に慣れました。
TOEIC公式でなくても、本番のような問題形式の本を1冊買うといいと思います。
筆者はこの本で、主にリスニングの勉強をしましたので、詳細は後述します
TOEIC対策の単語帳
単語帳もいろんな種類がありますが、TOEICに出る単語というのは限定的というか、出やすい単語というのがあると言われています。
出る順番に並んでいる単語帳や、頻出1000語、といったものもありますので、パッと見て好きな配置だったり見やすいと感じる単語帳を買いましょう。
筆者は、金の…という単語帳を買いました
文法集
文法集もいろんな種類がありますが、FORESTという、当時有名だった文法集を買いました。
今はEvergreenという名前に変わっているようです。
学生時代に英語をちゃんと勉強した人は、もう少し応用的な文法集でもいいのかもしれませんが、大人になって文法をもう一度学び直したい人にはオススメの文法集です。
ちなみに、TOEICでは出ない文法もあるようですので、学校で習ったムダな文法は飛ばしましょう。
仮定法過去完了とか、そういうマニアックな分野は後回しで大丈夫です。
This is a pen. も使う機会無いけど
What is this? とペンを指さしながら聞いてくる外人がいたら、筆者は間違いなく無視します。
ここまで読んで「さすがに1冊も本を紹介しないんじゃ参考にならないよ」と思った人のために、リンクを貼っておきます。
こちらから気になる本を選んでみてください。ステップ2:リスニングの勉強
さて、上でお伝えした、過去問、単語帳、文法集の3つを選んだら、勉強する準備は完了です。
まずは、リスニングの勉強を始めていきましょう。
いきなりリスニング?と思う方もいるかもしれませんが、「時間無制限の模擬試験」をすることで、まずは現在の英語力がどれくらいかを明らかにしましょう。
つまり、弱点を特定することが、1番の近道なのです。
時間無制限の模擬試験をする
はじめに、本番と同じ形式の問題を準備して、模擬試験をやってみましょう。
ここで大事なのは、時間無制限という点です。
納得いくまで何度も聞きなおしながら、リスニングパートを解いていきます。
筆者は2時間以上かかりました
こうすることで、英語の何が苦手なのかがわかり、このあとの効率的な勉強に繋がっていきます。
傾向としては以下のとおりです。
何度も聞けばある程度解ける人は、英語のスピードについていけない、もしくはTOEICを解くコツをつかんでいない。
何度聞いてもあまり解けない人は、それに加えて単語や文法がわかっていない。
筆者はもちろん後者でしたので、TOEICのコツ、単語、文法の勉強についても後述しますね。
まずはリスニングの勉強を続けます。
模擬試験の解説を読み込む
問題を解き終えたら、解説を読みます。
特に、なんて言っていたのか、本文の部分を読みましょう。
意味を理解したら、英文を見ながらもう一度聞いてみると理解が深まります。
音に慣れる、リズムに慣れる、英語に慣れる、ことが大事なので、このあと100回くらいリスニングすることを前提に、きちんと意味を理解してください。
BGMとして聞く
ここまで来ればあと少しです。
ここからは、先ほどの模擬試験の音源を携帯に入れて、移動時間や隙間時間にとにかく聞きまくります。
このときに大事なのが、意味を理解しながら聞くことです。
初めて聞いたときに比べて、すでにだいぶ意味がわかるようになっていると思いますが、何度も聞けば聞くほどどんどんわかるようになっていきます。
筆者は100回以上聞き続けました
同じ問題を聞き続けたことで、次のフレーズがわかる程度まで自然と覚えていました。
すると、英語の音やリズムに慣れて、英語耳というものが完成したように思います。
英語耳とは、聞いた英語がそのまますっと、日本語を介すことなく意味がわかる状態のこと。
以下の日本語訳を答えなさい。
I love a man who has much money.
たくさんお金を持った男の人が大好きです。
このとき、学校では「後ろから訳す」ということを習うこともあるが、それは英語耳と真逆の状態。
英語耳であれば「前から訳す」ことができ、入ってくる英語を順番に理解できる。
上の文で言えば、
私は好きだ、男の人が、持ってるたくさんのお金を。
といった感じで理解するのが英語耳。
この状態になれば、リスニングはもう大丈夫です。
ステップ3:単語の勉強
次に、リーディングの勉強です。
リーディングするために必要な力は、単語と文法です。
単語を知らないと意味がわからず、文法を知らないと単語の使い方がわからない。
ということで、単語の勉強をしましょう。
必要単語数
単語の勉強ってめんどくさいですよね。
そんな方に朗報です。
TOEIC600点をとるために必要な単語数は5,000語と言われていますが、これは大学受験に必要な単語数とほぼ同じです。
つまり、すでに多くの方はTOEIC600点取るための勉強は学校でやってます。
そこまで意気込まなくても大丈夫!
ただ、TOEICに出やすい単語や出やすい意味は偏りがあるので、TOEIC用の単語帳で頻出500くらいは読んでおくといいと思います。
ちなみにTOEIC800点をとるために必要な単語数は8500語と言われていますが、英検準1級とかネイティブの6歳と同レベルです。
こちらも、意外とハードルは高くなさそうです。
ステップ4:文法の勉強
そして単語の使い方を学ぶために、文法の勉強もしましょう。
仮定法過去完了とか、未来進行形とか、響きを聞くだけでアレルギー反応が出る筆者は、FORESTを使ってサラッと文法を学び、難しくて理解できない文法は全て飛ばしました。
つまり、わりと簡単な文法、基礎的な文法の理解に力を注いだのです。
TOEICでは、基礎的な文法が多くを占める
筆者はそれに加えて、洋書を読んでみました。
Alice in Wonderlandとか、すでに少しだけ話を知っていて、想像できるようなものを選ぶと、挫折しなくてオススメですよ。
これで実際に、長文読解の力がついたように思います。
まとめ
TOEICの模擬試験でリスニング力を高め、TOEIC対策の単語帳で単語を身につけ、文法書と洋書で文法や読解力を高めれば、筆者のような英語アレルギーの方も845点を獲得できます。
これまで記載した勉強法なら、英語が嫌いでも続けられると思いますので、まずは参考書を買ってみてはいかがでしょうか。
TOEICの勉強後に、フィリピンのセブ島に1か月の語学留学に行った体験談をまとめました。
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