小学生の夏休みの宿題「自由研究」にもオススメ!誰でも簡単ラクちん、カマキリの飼育

ゆとり

難易度★★★ 学び&コスパ★★★★★

わりと簡単に育てることができて、子どもが命の大切さを学べる、そんな素敵な生き物「カマキリ」を紹介します!

カマキリの飼育は簡単です。

しかも食事シーンがカッコよくて、子どもが目を輝かせること間違いなし。

夏休みの自由研究として、カマキリ日記を書くのもオススメです。

筆者が実際にカマキリの飼育をして感じた良い点や、いくつかの注意点を紹介していきますので、カマキリの飼育に興味がある方はぜひ最後まで読んでください。

カマキリとは

まずは、意外と知らないカマキリの生態について、ざっくりと紹介していきます。

名前の由来

「鎌をもつキリギリス」という説と、「鎌で切る」からカマキリという説があると言われています。

豆知識:「鎌をもつキリギリス」という説

昔はキリギリスやバッタと同じバッタ目というところに分類されていたこともあり、キリギリスの「キリ」の字が使われたと言われている。しかしながら、今ではキリギリスとは全く別のところに分類されている。

豆知識:「鎌で切る」という説

6本の脚のうち、前脚は大きな鎌のような形をしており、よく見ると多数のトゲがある。捕食の際にこの鎌を使い、食後は鎌を舐めてキレイにする性質がある。ただし、獲物をナイフのように切ることはできず、かじって食べる。

つまり、鎌をもったキリギリスでも無く、鎌で切ることもできないので、「カマキリ」という名前の由来は正確にはわからない。

ただし、昆虫の中では珍しい前脚の形をしており、まるで鎌のようであるところから、先人が「カマキリ」と名づけたのは納得がいきますね。

肉食

カマキリは肉食です。

ハチ、キリギリス、バッタ、トンボなどの昆虫だけでなく、クモ、カエル、ヘビ、ミミズなどの昆虫以外も含めて、何でも食べます。

中には鳥を捕まえて食べるカマキリもいるそうです。

さらに、共食いもします。

そのため、カマキリを複数まとめて飼育するのではなく、1匹ずつ飼育する必要があります。

ちなみに、交尾のときに、メスがオスを食べちゃうこともあるようです。

メス怖いですね…

本当に何でも食べてしまうカマキリですが、死んで動かないものは食べないと言われています。

飛ぶのは苦手

カマキリも昆虫であり、羽があります。

この羽を使って飛ぶことができますが、あまり飛ぶのは上手じゃないみたい。

飛ぶとしても、短距離を直線的に飛ぶだけです。

特にメスは体が大きく重いので、羽は飛ぶために使うのではなく、威嚇することに使われることが多いようです。

メス怖いですね………

なかには、羽が退化して全く飛べなくなってしまったカマキリもいると言われています。

カマキリ飼育のメリット

それでは、カマキリについて詳しくなったところで、本題に入りましょう。

カマキリの飼育にはたくさんのメリットがありますので、1つずつ紹介していきたいと思います。

特に伝えたいメリットは、「カッコよすぎる食事シーン」と「簡単な飼育方法」の2つです。

食事シーンがカッコいい

カマキリが捕食する瞬間を見たことありますか?

弱肉強食、生と死など、実際に見て感じることができて、子どもには良い教育の場になると思います。

我が家では、外で虫を捕まえてきて、カマキリのケースの中に生きたまま入れることで、この学びの場を子どもに提供しています。

豆知識:捕食シーン

獲物を見つけたカマキリは、鎌をたたみ、立ち上がった姿勢でじっと動かなくなる。まるでボクサーのようなポーズでじっと獲物を睨み、チャンスが来るのを待ち続ける。チャンスが来たらガバッと鎌でつかみ、おさえつけたら強靭なあごでかじりながら食べる。

わが家ではチョウやトンボを捕まえてきて、カマキリのカゴに入れ、カマキリが戦闘モードになるところから食べるところまで、子どもと一緒にジッと観察する日々です。

見ているこっちにまで伝わってくる、緊張感

捕まえる瞬間を見た子供は、興奮すること間違いなし。

簡単

生き物を飼ううえで大事なことの1つに、難易度があげられますが、カマキリの飼育はわりと簡単です。

ケースに入れておくだけであとは勝手に生活します。

鳴くこともなければ、何かが汚れることもありません。

カマキリを捕まえて以降、筆者はケースを一度も洗いませんでした

カマキリの飼育方法

熱帯魚は水温やライトに気を遣い、金魚は水槽の大きさや水質など、生き物を育てるためには守るべきルールがありますよね。

カマキリにもいくつかルールがありますが、難しいルールはありません。

どんな環境でもたくましく育ってくれますが、わが家の飼育方法を参考までに紹介します。

虫かごに入れる

100均で買った虫かご(すき間があるタイプ)に入れています。

カマキリ以外に、何も他に入れていないのでメンテナンス不要です。

虫かごのすき間から、カマキリが食べた虫の脚とか目とか、食べ残しがポロポロ落ちるので、室内ではなくベランダや玄関に置いています。

エサは捕まえてきた虫

筆者は子どもと一緒に、カマキリが入った虫かごを持って出かけて、チョウやトンボを捕まえています。

1つだけ注意点があるのですが、動くもの大好きぼくカマキリ、ということで動いているものしか食べないと言われています。

カマキリを捕まえてきたのであれば、チョウやトンボも捕まえられる気がしますが、周りに虫がいない場合は魚肉ソーセージとかをヒモで結んで、目の前で動かすと食べるようです。

ちなみに、一度だけ死んだ虫を食べたことがあります

それは、長期の旅行に行った時のことですが、旅行に行く前の日に、死んでしまったトンボも一応入れておいたのです。

旅行から帰ってきたら、トンボがいなくなっていたので、食べたのだと思います。

お腹がすきすぎて食べたのか、風で動いたから食べたのか、どうして食べたのかはカマキリに聞いてみないとわかりませんが、死んだトンボを食べたことは間違いありません。

寿命は短い

残念ながら、冬を越すことはかなり難しいです。

4月頃に卵から孵化し、11月頃までの寿命、というのが一般的です。

寒さに弱く、冬は食べる虫も少ないので、仕方がないこと。

子どもにとっては、お別れという悲しい経験をすることになりますが、命の大切さを学ぶきっかけでもあります。

わが家のカマキリのお別れも11月でした

わが家のカマキリは、11月になるとトンボを入れても食べない日が続き、最後を虫かごの中で過ごすのは可哀想だよねと子どもと話し、暖かい日に原っぱに逃してあげました。

まとめ

わりと簡単に育てることができて、命の大切さを教えてくれるカマキリ。

筆者がカマキリのために買ったのは100均のケースだけで、エサは近所の虫。

カッコいい姿でエサを待つカマキリは、昆虫最強なのではないかと思わせてくれます。

ぜひみなさんもカマキリを飼ってみてください。

以下のような虫かごが、食べカスが落ちないので手入れしやすくて便利ですよ!(コスパがいいので値段だけでも見てみてください)

ちなみに、カタツムリの飼育もかなりオススメです。

カマキリよりもさらに簡単で、しかも子どもが喜ぶ要素が盛りだくさん。

そんなカタツムリの飼育については、以下の記事にまとめましたので、もし良ければ読んでいってください。

また、クワガタの飼育については、以下の記事にまとめています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

すべての記事はこちらにまとめています!