仕事をやめたい男女にオススメする「時短勤務」の4大メリット・デメリット

ゆとり

「仕事 やめたい」「仕事 したくない」「仕事 行きたくない」と検索していた筆者が、たどり着いた時短勤務という働き方。

生きるために仕事をしていたはずが、いつしか仕事をするために生きている状態になっていました。

それでも、仕事を辞めなかったのは、以下の理由です。

  • 転職はハードルが高い
  • 次の会社がホワイト企業かわからない
  • 全く新しい環境は苦手
  • 転職するとしても、何かやりたい仕事があるわけではない

そんな筆者を救ったのが時短勤務でした

どうせ辞めるなら、男女関係なく時短勤務に切り替えて、それでもダメだったら辞めればいい!

そう思うことで、筆者はとても楽になったので、同じ悩みを抱えている人はぜひ読んでいってください。

本投稿を読むべき

今回の投稿を最後まで読むべき人は、以下を想定しています。

  • 自由時間が欲しい人
  • 定時ダッシュしていない人
  • FIREに興味がある人
  • 仕事が好きではない人

それぞれ解説しますが、すでにいくつも該当している自覚がある人は、ここは読み飛ばして、本題の「メリット・デメリット」から読んでいただいてOKです。

自由時間が欲しい人

1日のうち、自由に使える時間はどれくらいありますか?

調べたところによると、30代の平均はおおよそ3時間です。

毎日3時間も無い気がする…

イメージ:
・睡眠時間 7時間
・食事1時間30分
・風呂や身支度1時間
・仕事9時間
・通勤1時間
・雑多なこと1時間
・トイレ30分
これで残るのが3時間。

定時ダッシュしていない人

定時8時間+昼休み1時間+移動等1時間=10時間も仕事場に拘束されている計算になりますが、そもそも毎日定時ダッシュできているでしょうか?

バイト時代はシフト通りに働いて、タイムカードを切っておしまいでしたが、社会人になると残業することに慣れてきますよね。

当たり前ですが、残業すればするほど、自由時間が無くなっていきます。

そしていつしか、仕事のために生きている、そんな生活リズムになっていくのだと思います。

FIREに興味がある人

FIREとは、Financial Independence, Retire Early の頭文字をとったもので、 経済的自立・早期リタイアを意味します。

ざっくりしたイメージですが、ムダを削った支出と、勝手に発生する収入を比べ、その差額分だけ労働するという、サイドFIREもこれに含まれます。

たとえば、贅沢しなければ月20万円で生活できる人が、配当や副業で月8万円の収入がある場合、その差額の12万円だけ仕事で稼げばよいという考え方です。

月12万円であれば、時短勤務だけでなく週3・4日勤務といった選択肢も視野に入ってきます。

仕事が好きではない人

やめていいなら仕事をやめたい。

そんな人にも、もちろんオススメです。


さて、どれか思い当たる項目はあったでしょうか。

ここからは、時短勤務の制度について、少し触れたいと思います。

時短勤務とは

正式名称は短時間勤務制度であり、法律で認められている我々の権利です。

普及率は20%未満と言われており、現状はその多くが子育てママですが、子育てパパや介護など他の理由もあるようです。

子育てパパとして取得しました

筆者の場合は9時~16時(昼休みを含む)の定時6時間で設定しています。

理由は「子育て」としましたが、それ以外の理由でも取得が認められています。

ちなみに、勤務時間が6時間の場合は、休憩を取らないことも法律上は認められていますので、たとえば8時〜14時といった設定も可能。

筆者の場合は、子どもの朝ごはんから始まる一通りのことをやるために、始業は9時に設定し、お腹が空くので昼休みをとる形を選びました。

時短勤務のメリット

メリットを4つ紹介

実際に6時間の時短勤務に切り替えた筆者が感じている4大メリットは以下です。

  • 家族との時間が増加
  • 業務量が減少
  • 仕事とプライベートのオンオフがハッキリした
  • 心に余裕がうまれた

どれも目新しいタイトルではないですが、実際の体験談を交えて解説していきます。

家族との時間が増加

これは想像がつくと思います。

もともと朝8時に出発して夜8時に帰宅できれば良いほうで、少なくとも12時間は拘束されるような生活をしていました。

それが今は、拘束されるのは定時の6時間だけです。

コロナ禍でのリモートワークも後押ししてくれており、ほぼ家族と一緒に1日3食を実現できています。

上のほうで記載しましたが、仕事の拘束時間が10時間として、1日の自由時間が3時間です。

拘束時間が6時間となったため、自由時間が理論上は7時間あることになります。

実際は、時間があるので、家事育児に時間を使っています。

仕事が暇だったある日のスケジュール:
7時に子どもと一緒に起きて、朝ごはんとお弁当を作り、洗濯機を回して、長男を園に送り届けたら、洗濯物を干して9時に仕事開始。12時から昼ごはんを作り、食洗機を回したら次男を寝かしつけ。16時までに仕事を終えて、洗濯物を取り込んで、食洗機を片づけながら夕飯の支度。食べ終わったら風呂に入れて寝かしつけ。

まるで母親のように子どもと触れ合うことができます。

業務量が減少

使える時間が減るので、必然的に仕事の量も減るはずです。

時短勤務に切り替えても業務量が全く減らない場合は、間違いなくその会社を辞めたほうがいいでしょう。

業務量が減るかどうかが、時短勤務が成功するか失敗するかの分かれ道だと思います。

ここ大事!

筆者は最初、業務量が減りませんでした…

男の時短勤務がまだそこまで浸透していないこともあり、どうせ残業できるだろうと仕事を振られる日々。

最初はいつもの癖で、つい残業で対応してしまい、業務量が増え続けていきました。

これでは無意味だと思い、定時の時間をどんどん短く申請していきました。

豆知識:
時短勤務は社内に書類を出して申請する必要があり、定期的に更新していく運用であることが多い。筆者は最初9時〜17時で申請するも業務量が減らず、9時〜16時半、9時〜16時、と定時を短くしていった。これにより、業務量の調整を定期的に促すことができたと考える。

今でも、業務量が増えて残業する日はありますが、そのたびに上司に相談しながら進めています。

仕事とプライベートのオンオフがハッキリした

以前は「どうせ定時内で終わらない」とか「夜や休日にやればいいや」とか、定時という境界線が少しあやふやでした。

今では「16時までに仕事を終える」という意識が強くなるだけでなく、夜や休日に仕事のことを考えてしまう時間が減った結果、プライベートの時間を思いっきり満喫できるようになりました。

表現が難しいのですが、バイトのシフトに近い感覚に戻った感じです。

バイトのときって、シフトが入っていない時間に、自主的に仕事しないですよね。

いい意味でこれと同じ感覚で、定時外や休日に仕事に追われることが少なくなりました。

働くために生きる日々から、生きるために働く日々に戻れる。

海外では当たり前の感覚かもしれませんが、日本でこの感覚に戻れて良かったと思っています。

心に余裕がうまれた

最後は精神論になってしまいますが、拘束時間が約半分になったことで、かなりストレスが減りました。

ストレスでできた10円ハゲがあるのですが、そのうち生えてくるような気がしています。

時短勤務のデメリット

筆者が感じている4大デメリットは以下です

  • 給料の減少
  • 帰属意識の減少
  • 昇進への影響
  • さらに時短したくなる

それぞれ解説していきます。

給料の減少

残念ながら、給料が減少します。

働いている時間が減るので、当然ですね。

もともとの定時が8時間で月20万円の場合、6時間の時短勤務の場合は月15万円になってしまいます。

筆者は、仕事中心の生活から、プライベート中心の生活にするために必要だと割り切っています。

ただ、どうしても割り切れない場合は、7時間の時短にする等の対応は可能です。

7時間であれば、月17.5万円となり差額は2.5万円になる計算です。

帰属意識の減少

全員に当てはまるわけではないと思いますが、帰属意識は減少しやすいのではないかと感じています。

筆者の場合は従来「これもやっておこう」とか、「今のうちに残業しておいて繁忙期を乗り切ろう」といった働き方をしていました。

この会社に骨を埋めるつもりで、働かせていただいているといった気持ちでした。

社畜=帰属意識が高い、ではないので表現が難しいですが、今はある意味バイト感覚に近く、いつ辞めてもいいという気持ちが芽生え始めています。

昇進への影響

こちらはその会社次第だと思います。

残業=頑張っている、という古い慣習が根づいている場合は、影響があるかもしれません。

豆知識:
筆者の場合は、今のところ影響を受けていない。ただし、時短勤務ではこなせないような業務(期限がタイト、海外案件など)を担当することは難しく、経験できる業務の幅は少し狭まった印象。特に海外案件は時差の関係で定時内での対応が難しく、海外志向の人にとっては大きな影響を受ける。

さらに時短したくなる

隣の芝は青い とはよく言ったもので、人間は欲深き生き物です。

8時〜12時の4時間勤務にして午後は休みたいな、とか

毎週金曜日は休みたいな、とか

誰か代わりに働いてくれないかな、とか

上を見るとキリがないとはわかっていても、どうしても上を見てしまいます。

筆者の次の目標は、7時~12時の5時間勤務です

まとめ

仕事をやめたいと思っていた筆者は、9時~16時のみ働く時短勤務に切り替えることで、今はやめたいと思わなくなりました。

代わりに、もっと働く時間を減らしたいと思うようになり、投資や副業に興味が出てきて、少しですが人生が豊かになったのを実感しています。

現状維持と転職との間には高い壁があると思っていた筆者が見つけた、時短勤務という低い壁。

皆さんの人生を豊かにする選択肢の1つとして、参考になれば幸いです。

労働に悩んだ時は、こちらから気になる本を読んでみてください。

なお、筆者が時短勤務を考えたきっかけである育休については、以下の記事にまとめています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

こちらの記事にすべてをまとめています!