【体験談】クワガタの捕まえ方、飼育方法、交尾後に気をつけることまで完全解説!
難易度★★ 学び&コスパ★★★★★
今回は、素敵な生き物「クワガタ」を紹介します。
解説ポイントはこちら
- 捕まえるコツ
- オススメの飼育グッズ
- 卵を産ませるために必要なこと
クワガタの飼育を始めてみたのですが、魅力いっぱいでオススメなので、クワガタの魅力をギュッと紹介していきます。
ちなみに、筆者は飼育前はカブトムシ派でしたが、クワガタが交尾後に見せる「メイトガード」という行動がとてもカッコ良く、飼育後はクワガタ派になりました。
クワガタの生態
カブトムシと並んで、特に男の子に絶大な人気があるクワガタ。
まずは、クワガタの生態について、ざっくりと紹介します。
寿命は数ヶ月〜2年
残念ながら、越冬できない種類の場合、寿命は秋までとなります。
越冬できる代表例は、オオクワガタ、ヒラタクワガタ、コクワガタ。
越冬できない代表例は、ノコギリクワガタ、ミヤマクワガタ。
わが家のノコギリクワガタは、10月末まで生きました。
卵を育てるというのも立派な楽しみ方の1つです。
夜行性
クワガタは夜行性です。
わが家のクワガタの多くは、21時頃に起きて、7時頃に寝ます。
子どもたちとは真逆の生活リズムですね。
ただ、個体差があるようで、土の中で寝続けるクワガタもいれば、あまり寝ないでずっと歩き回っているクワガタもいます。
メイトガード
筆者は育てるまで、見たことも聞いたことも無かった「メイトガード」。
写真はこちらです。
交尾したあと、オスがメスを抱きしめながら、他のオスから守る行動です。
しかも、筆者のクワガタはこのメイトガードを丸1日やり続けていました。
眠くてもお腹空いてもメスを守り続ける姿は、まさにクワガタの一途な愛の証。
見ることができたらラッキーです。
クワガタの捕まえ方
それではさっそく、クワガタを捕まえるためのコツを紹介していきます。
キーワードはこちら
- 夕方
- クヌギの木がある場所
- 樹液
カブトムシやクワガタなんて近所にいない、そう思っていた筆者は、家から歩いて10分のクヌギの木でクワガタを捕まえました。
まずは「現在地 クヌギ」と検索してみてください。
意外と近所に、クヌギの木があると思います。
どんぐりが落ちてる場所、と言われてどこか思いつく場所があれば、行ってみる価値あり。
クヌギの木があれば、クワガタがいる可能性が高いです。
筆者は15時頃に捕まえたこともありますが、オススメの時間帯は夕方。
樹液のそば、木の付け根や幹を探してみてください。
クワガタの育て方
熱帯魚は水温やライトに気を遣い、カマキリは生きた昆虫しか食べず、金魚は水槽の大きさや水質など、生き物を育てるためには守るべきルールがありますよね。
クワガタには、厳しいルールはありません。
どんな環境でも、たくましく育ってくれますが、参考までにわが家の飼育方法を紹介します。
100均で買うべきものはこれ
- 虫カゴ
- 昆虫ゼリー
- 土
- エサを置くための木
- 隠れるための木
この写真にうつっているグッズは全て、100均で買ったものです。
総額700円。
これさえあれば、クワガタを育てることができます。
育てるうえで気をつけること
グッズを買って、テキトーに入れてもそれなりに育てられますが、注意点がいくつかあります。
気をつけたほうがいいポイント
- 涼しい場所に置く
- 土だけでなく木や枝を入れる
- 乾かないようにする
まず、必ず涼しい場所に起きましょう。
夏の虫ですが実は暑さに弱く、普段は土の中や高い木の上などの涼しい場所にいます。
飼育環境下では、これらの涼しい場所がうまく作りにくいため、20〜25度くらいの室温の場所に置いてあげましょう。
わが家では、リビングに置いています。
次に、土だけでなく木や枝を必ず入れてあげましょう。
クワガタはひっくり返ったとき、何かに捕まらないと起き上がることができません。
土だけだとジタバタし続けて体力を消耗してしまうので、クワガタが捕まれるように木や枝を入れてあげてください。
わが家のクワガタは、思いもよらぬタイミングでひっくり返っています。
最後に、乾かないように定期的に霧吹きなどをやってあげましょう。
乾燥を防ぐためのジェルボールみたいな専用グッズも売っているくらい、クワガタは湿った環境が好きです。
わが家もこのジェルボールを1番下に敷き詰め、その上に土を敷いていますが、土の表面から乾燥していくため、週2回は霧吹きをしています。
クワガタの産卵
最後に、クワガタの産卵について解説します。
WD(WILDの略、成虫の状態で捕まえてきたクワガタのこと)であれば、すでに交尾を終えている可能性があります。
この場合は、メスだけを育てているうちに卵を産みます。
卵を産みやすい環境はこちら
虫カゴの下から5センチくらい、しっかり湿らせた土を入れ、ギュッと固く圧縮するよう上からプレス。その上にまた土を入れる。この際に産卵木と呼ばれる柔らかめの木(これも100均で買える)も一緒に入れるとなお良い。この産卵木は事前に水に浸して、十分に水を含ませるのがポイント。栄養ゼリーを入れ、他のクワガタを入れずメス1匹だけにする。
ここなら卵を産んで大丈夫、と思えるように素敵な環境を整えてあげましょう。
もし、オスとメスを揃えることができたら、上で紹介した「メイトガード」を見ることができるかも。
どうしてもメイトガードが見たければ、産卵セットを買ってしまうのもアリです。(コスパがいいので値段だけでも見てみてください)
交尾しやすい環境はこちら
1つの虫カゴにオスとメスを1匹ずつ入れ、2匹だけの空間を作る。相性が良ければすぐ交尾するが、1週間たってもうまくいかない場合は別のオスに交換。別のオスでもうまくいかない場合は、メスが上述したWDであればすでに交尾を終えている可能性が高いため、メスだけを別の虫カゴに入れる。
コツは、1週間たってもうまくいかない場合はやめること。
オスは1週間も断られ続け、徐々にメスを攻撃するようになることもあります。
そうなってしまうと、大きなアゴを持たないメスが危ないので、ペアを解消させてあげましょう。
繰り返しているうちに、相性がいいペアが見つかり、めでたく交尾をすれば、オスがメスを守る姿を見ることができるはずです。
まとめ
子どもに人気があるクワガタ。
捕まえることができれば、毎日楽しくその様子を観察することができます。
わが家の子どもは、朝早くならクワガタに会えるので、5時頃に起きてクワガタを眺めていたりします。
その他にも、実際に飼育した虫たちについて、以下の記事で飼育方法をまとめています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
すべての記事はこちらにまとめています!