【体験談】英語嫌いの筆者が海外留学で後悔した、事前に絶対知っておくべき実際の現地生活を写真付で紹介!
英語アレルギーの筆者が、フィリピンのセブ島に1か月の語学留学をしました。
英語が苦手 or 嫌い だけど勉強しなきゃ…。そんな人に向けて現地写真と一緒に、語学留学のメリット・デメリットをまとめたいと思います。
ここがポイント!
①本当に語学留学に行くべきか?
⇒行くべき人と、行くべきではない人がいます。見分け方を解説しますので、まずはご自身がどちらのタイプか把握しましょう。
②どうやって学校を選ぶべきか?
⇒寮に泊まり外出禁止の学校もあれば、ホテルに泊まり自由な学校もあります。選ぶ際に気をつけるべきポイントを解説します。
③実際のスケジュールやルールは?
⇒英語好きのブログや学校HPだけではわからない、実際の泥くさい生活を写真付で公開します。
もう一度言いますが、英語が苦手 or 嫌いな人に向けて、英語アレルギーの筆者が解説します。
筆者の場合は、留学すべき人ではないのに、外出禁止のスパルタ学校を選び、毎日起きてから寝るまで英語漬けの日々を過ごし、ハプニング(窃盗、シャワーから泥水、食あたり、1日だけ不登校)がありましたが、オンライン英会話では学べない「海外で生活する力」を身につけることができたので、行って良かったと思っています。
行って良かったと思うようにしている、というのが正確な表現かもしれません。
正直なところ、もっといろいろ調べてから行けば良かったなと思うので、これから行こうか悩んでいる人は、留学を成功させるためにぜひ参考にしてみてください。
目次
語学留学に行くべきか
まずは、ご自身が語学留学に行くべき人かどうかを見分けましょう。
ここがポイント!
行くべき人の特徴と、行くべきではない人の特徴を5つずつ載せましたので、まずはどちらに当てはまるかを見てみてください。
行くべき人の特徴:
- 社交的
- 少しだけなら英語で自分の思いを伝えられる
- 英会話教室もしくはオンライン英会話をやってみたことがある
- 英語を話せるようになりたい理由がある
- つらい環境にとりあえずで飛び込んで、結果的に成功したことがある
行くべきではない人の特徴:
- 人見知り
- 英語をしゃべるとしたら単語が精一杯
- 英会話教室もしくはオンライン英会話をやったことがない
- 漠然と英語が話せるようになれたらいいなと思っている
- つらい環境に飛び込んでみたけど、逃げてしまったことがある
ここでお伝えしたいのは、行くべきではない人の特徴に当てはまるのであれば、それは「今すぐは行くべきではない人」であって「しっかり準備したうえで行くべき人」ということです。
行くべき人と行くべきではない人の境界線とは
「行くべき人の特徴」に共通しているのは、英語でコミュニケーションしたことがある or できそうな人、ということです。この場合、語学留学での成長スピードが早いです。
筆者の場合は、TOEICの勉強を独学でやっただけで、英会話は1度もやったことがなく、単語すら口から出てこないような状態だったので、最初かなり苦労しました。
英語学習にはステップがあり、筆者は以下の「ステップ2」を飛ばしてしまったのです。
- ステップ1:座学…英語を話す機会はほぼ無い
- ステップ2:英会話教室…その場だけは英語を話す
- ステップ3:語学留学…英語圏で生活する(ただし周りに日本人留学生がいる)
- ステップ4:ホームステイ…英語圏で生活する(日本人がほぼいない)
英語をほぼ話したことがない筆者は、英語圏で生活するのはとても大変でした。
コラム:留学とは海外で生活すること
留学先には日本語がほとんど存在せず、英語のみで生活していく必要がある。もちろん語学学校の先生には日本語が通じず、自己紹介を英語でしたうえで、直すべきところがあれば先生からのフィードバックは英語でされ、言ってる意味がわからなければ英語で質問することになる。
英語を使うのは授業中だけではない。ショッピングや飲食店でも英語でのコミュニケーションができなければ何も買えない。困ったので適当にクレジットカードを渡して買ったとして、詐欺にあっていても気づかず、たとえ気づいたとしても英語でのコミュニケーションができなければ、店員に文句を言うことも、警察を呼んで助けてもらうこともできないのである。
同じクラスの日本人留学生が、道で羽交い絞めにされてiPhoneを奪われた日。その場ではどうすることもできず、後日少し英語が話せるクラスメイトとともに学校の先生に報告していたが、当然iPhoneは返ってこなかった。
せっかく留学するのであれば、まずは日本で英語を話す機会を設けて、もう少しだけ英語を話すことに慣れてから行けば良かったと筆者は後悔しているので、まずは英会話教室やオンライン英会話を少しやってみてから留学することをオススメします。
どうやって学校を選ぶべきか
次に、学校の選び方について解説します。
ここがポイント!
学校選びのポイント:
①日本人留学生の割合はどれくらいか
②個人レッスンとグループレッスンはそれぞれ何時間か
③学校、宿泊先、食事などの生活水準はどれくらいの高さか
筆者はコスパを重視して学校を選んでしまいましたが、上記3つのポイントのほうが大事だと思います。
ポイント1:日本人留学生の割合
まず、日本人留学生の割合ですが、筆者は日本人が少ない学校をオススメします。
ここは好みの問題なので、日本人が多い学校を選んで良かったと思う人もいると思います。
筆者は日本人留学生が約30%の学校を選びましたが、ついつい日本人とばかりコミュニケーションしてしまったことを、後悔しています。
コラム:日本人は日本人だけでグループを作る傾向がある
英語でのコミュニケーションが全然できない中で、1人ぼっちでご飯を食べるのは寂しく、筆者は日本人のグループに入った。宿題で困ったときに助けてくれたり、日本語で悩みを聞いてくれたり、メリットももちろんある。ただ、日本人とのコミュニケーションは帰国後もできるため、せっかくなら外人とコミュニケーションすべし。
中には、日本人ではなく外人とばかりコミュニケーションしている日本人もいたので、学校のせいではないと思いますが、日本人の多くは日本人とグループを作っていました。国民性ですね。
ポイント2:個人レッスンとグループレッスンの割合
次に、個人レッスンとグループレッスンの割合ですが、筆者はできるだけ個人レッスンが多い学校をオススメします。
個人レッスンのほうが、自分が話す時間を多く確保できるからです。
コラム:グループレッスンは学びの場ではなく、コミュニケーションの場である
グループレッスンは6~8人で実施されるため、自分が10分も話し続けるなんてことは絶対に無い。消極的に参加すれば、トータルで3分くらい話して終わり、なんてことも。また、生徒は帰国するタイミングがバラバラであり、帰国する生徒と入替でクラスの輪に入ると転入生のような気持ちになる。
また、クラス全体で楽しむために先生が盛り上げる傾向があり、みんなで変なクイズやゲームをやりがちである。筆者は転入生のようにモジモジしていたときに、クラスで即席の演劇をやることに。
ただし、コミュニケーションの実践の場としては絶対に必要であり、グループレッスンは最低でも1コマ受けたいところ。farewell party(クラスメイトが帰国する際のお別れ会)では教室外でのコミュニケーションが生まれ、同じクラスの人から手紙をもらったり、日本人以外とも友達の輪が広がりやすい。
筆者の場合は、個人レッスンが6コマ、グループレッスンが1コマ、強制自習が4コマ(うち3コマはディナー後)、のスパルタコースでした。
1コマ50分+10分の休憩で、朝8時に授業が始まり、ランチとディナーをはさんで、全てが終わるのは夜22時でした。
個人レッスンでみっちり英語を学び、グループレッスンでコミュニケーションの輪を広げる、そんな形がいいのではないかと思います。
ポイント3:必要な生活水準
最後に、生活水準ですが、ある程度は確保したほうがいいです。
宿泊するのはホテル、食事が美味しい、相部屋はNG、などどうしても譲れないところを見極めて、予算に応じて学校を選ぶといいと思います。
筆者の場合は、校内にある寮に泊まり、食事は日本から持って行った「ふりかけ」に頼る日々で、シャワーから泥水が出たときには早く日本に帰りたいと思いました。
どんなご飯も美味しくしてくれる魔法のような「ふりかけ」を紹介しておきます。(たまに限定セールをやっているので値段だけでも見てみてください)
英語を学ぶための留学なので高級な学校ではなくてもいいと思いますが、どこまでだったら許せるかを事前にリサーチすることをオススメします。
1つの例として、筆者が留学先として選んだ「English Fella」での過ごし方を、写真を交えて公開します。
写真で見る実際の現地生活
筆者が選んだのは「English Fella」というスパルタ学校です。
- 学び ★★★★★
- コスパ ★★★★★
- 自由さ ★☆☆☆☆
- ご飯 ★☆☆☆☆
- 治安 ★★★★★(ただし、学校を1歩出たら★☆☆☆☆)
English Fellaの特徴:
セブで最初のESLスクールであり先生は300人いるとも言われ、生徒は台湾人、韓国人、日本人が多くを占める。日本語のHPも充実しているため詳細は割愛するが、禁止事項がとにかく多く定められており、変な生徒は強制退学となるため校内の治安はいい。
校内には寮だけでなく、バスケットコートやプールもある。門限は22時となっているが、平日は課題テストが22時に終わるため、平日に外出したい場合はペナルティ(強制自習+課題テスト不参加に伴う警告1回)と引き換えとなる。なお、ペナルティは一定数貯まると強制退学となる。
そのため外出は土日祝がメインとなるが、観光地まで行けば別世界が広がっており、セブを満喫することができる。平日は勉強のみ、その分週末は観光、とメリハリのある生活を送ることができる。
イメージしやすいように、写真を貼っていきます。
こうやって見ると、のどかな雰囲気の学校です。校則はとにかく厳しいです。
こちらは、1日のスケジュールです。ブラック企業かと思うくらいの拘束時間で、罰則も厳しいので基本的にはこのスケジュールに従います。
寮の風呂トイレです。シャワーから泥水が出たり、シャワーを浴びるとトイレがびしょびしょになったり、大量のヤモリが窓にはりついていたり。
学校で出るご飯です。おしゃれに言えばブュッフェスタイル、食べたいものだけ取ってOKですが、食べたいものが無い日はこんな感じになります。金属の食器が食欲を抑制してくれます。
学校の外に出れば、そこはセブ。美味しいご飯がいっぱいです。お酒も飲めますが、ビール瓶は詰め替え式で使い回しているので、飲み口を綺麗に拭きます。
リゾートホテルもあるので、外泊許可をもらえれば素敵な週末を過ごすこともできます。
学校のご飯だけでは痩せていくので、日本食を思いっきり食べたくなる日も。
つけ麺もありました。フィリピンは水に気をつける必要があり、出された水は飲まない、野菜はどんな水で洗ってるかわからないから食べない、と教わったのですが、つけ麺の汁は警戒していませんでした…。食べた全員がこのあとトイレに籠ることとなりました。
まとめ
語学留学は、しっかりと事前にリサーチし準備することで、成功させることができます。
せっかくお金も時間も使うのであれば、ぜひ成功させてください。
もし悩むのであれば、以下のリンクから相談メールを送ってみてもいいかもしれません。
日本での座学については、以下の記事にまとめています。
メキシコについては、こちら。
また、全ての記事はこちらにまとめています。