10年後にFIRE!必要なのは今の年収や貯金ではなく貯蓄率という考え方

ゆとり

仕事をやめたいなら、10年後FIREを目指しませんか。

誰でもできる!

筆者はどこにでもいるサラリーマンですが、サイドFIREしており、今は完全FIREを目指して頑張っています。

非現実的に思える「10年後にFIRE」を、現実にするために大事なエッセンスは以下です。

Point:

FIREまでに必要な年数は貯蓄率で決まり、年収は関係ない。

理論的には貯金ゼロでも、貯蓄率が65%であれば10年後、貯蓄率が40%であれば20年後に完全FIREできる。

不労所得を増やして貯蓄率を徐々にあげていく「サイドFIRE→完全FIREのステップ」もオススメである。

70歳まで働き続けたくない人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

FIREとは

まずは、FIREについて触れていきます。

すでに十分わかってる方は、「貯蓄率とは」まで読み飛ばしてください。

ここがポイント!

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとっており、経済的自立と早期退職を意味する。概ね不労所得で生活できる状況。

FIREといっても、以下のように様々な形があります。

  • Fat FIRE…肥えたFIRE。膨大な資産があり、残りの人生は遊び続けても大丈夫な状態。
  • Lean FIRE…痩せたFIRE。生活費を極限までおさえて暮らす状態。
  • Coast FIRE…マイペースなFIRE。生活費を稼ぐのではなく、趣味で楽しく働く状態。
  • Barista FIRE…バイトFIRE。足りない生活費だけを稼ぐ状態。

筆者の場合は、足りない生活費を稼ぐために、仕方なく働いていますので、Barista FIREが近い状態です。

完全FIRE(不労所得だけで生活)に向けた、サイドFIRE(負担にならない程度に働きつつ完全FIREに近づける生活)とも言えます。

筆者がFIREと言い切れないのは、足りない生活費だけを稼ぐのではなく、少し多めに稼いで貯蓄率をUPさせているからです。

では、大事な「貯蓄率」について、ここから解説します。

貯蓄率とは

貯蓄率とは、収入のうち貯金できる割合のことです。

ここがポイント!

貯蓄率40%とは:

年収300万円(月25万円)の収入で、生活費が月15万円のイメージ。15÷25=60%の支出、つまり40%を貯蓄に回せる生活水準ということ。貯蓄率40%であれば約20年後にFIRE可能。

ここで大事なのが、仮に年収500万円、1,000万円だとしても、貯蓄率が同じ40%であれば、FIREは同じ20年後である、ということ。

FIREというのは「生活費を不労所得でまかなう環境を作ること」であり、生活費が高い(=貯蓄率が低い)場合、FIREは遠い未来になります。

つまり、FIREに近づくためには、貯蓄率を高める必要があるのです。

FIREを目指す、という漠然とした目標ではなく、貯蓄率をどう高めていくか、という具体的な目標を持つことで、グッとFIREが近づきます。


では、貯蓄率はどうすれば高まるのでしょうか。

貯蓄率を高める方法は、収入UP&支出DOWN です。

収入UP&支出DOWN→貯蓄率UP→FIREに近づく、というイメージ

ただ、頭ではわかっていても収入UPも支出DOWNも簡単なことではないですよね。

筆者も完全FIREは遠い道のりですが、サイドFIREであれば達成できましたので、参考までに筆者のサイドFIREまでの道のりも載せておきます。

少ない貯金を運用→配当等の不労所得UP→少しだけ時短勤務にすることで自由時間UP→自由時間でブログや投資の勉強→さらに不労所得UP→さらに時短勤務にすることで自由時間UP

それぞれの詳細は以下の記事にまとめています。

不労所得の割合を増やしていき、最終的には100%を不労所得にできれば、完全FIREです。

FIREの試算

では、より具体的な目標とするために、FIREの試算をしてみましょう。

試算の前提はこちら

  • 無理のない資産運用はする(年4%と仮定)
  • 現在の貯蓄率は40%(月25万円のうち10万円を貯金)

このままなら、20年後にFIRE可能です。

では、FIREまでの期間を縮めるにはどうすればいいのか、その選択肢を以下に並べてみます。

  • 月5万円の収入UP→15年後にFIRE可能…月30万円のうち15万円を貯金できるため、貯蓄率は50%になる。月5万円の収入UPのためには本業で昇進してもいいし、副業をやってみてもいい
  • さらに月3万円の支出DOWN→10年後にFIRE可能…月30万円のうち18万円を貯金できる計算になるため、貯蓄率は60%になる。
  • 貯金が900万円になる→900万円×4%=36万円(=3万円/月)の不労所得ゲット→FIREは近い将来可能

このように、貯蓄率を高める過程で、貯金から生み出す不労所得(株式投資を通じた安定的な配当)を得ることが、FIRE達成までの期間を縮めることがわかります。

まとめ

もう社会の歯車は嫌だ、そう思ってFIREを目指すのであれば、年収UPではなく貯蓄率UPを目指すことが、FIREまでの近道だということがお分かりいただけたでしょうか。

いち早くFIREしたいのであれば、年収や貯金ではなく「貯蓄率」に着目してみてはいかがでしょうか。

すべての記事はこちらにまとめています。