アコギ3日目。初心者がまずやるべきオススメの弾き語り練習曲はこの3曲で決まり!
初心者の筆者が選ぶ、初心者のための、初心者目線のオススメ曲を紹介します。
コスパや時短を愛する筆者が本気で選んだので、最短距離でアコギが上手くなりたい人にオススメです。
こんな人にオススメ!
- コード練習だけだと退屈
- そろそろ何か曲を弾きたい
- 曲の練習を通じてレベルアップしたい
- 効率的かつ効果的な練習をしたい
そんな人にオススメするのは、以下の3曲です。
- カントリーロード(難易度★☆☆☆☆)
- サヨナラバス/ゆず(難易度★★★☆☆)
- チェリー/スピッツ(難易度★★★★☆)
まだアコギを始めたばかりの人はぜひ、この順番で練習してみてください。
基礎が一気に学べるよ!
この順番をオススメする理由は、とても効率的かつ効果的だからです。
それでは解説していきます。
目次
この3曲で学べることとは
この3曲の練習を通じて学べることは、大きく分けて2つあります。
それは、コード(左手)と、ストローク(右手)です。
初心者にとって大切な、基本的なコードとストロークをまとめて学ぶことができる、そんな素敵な3曲なのです。
基礎練は大事
もはやアコギは、コードとストロークのコツをつかめばそれなりに弾けます。
その大事なエッセンスが、この3曲に散りばめられています。
この3曲で学べるコードとストロークについて、もう少し掘り下げて解説していきます。
コード(左手)
まずは、コードについて解説していきます。
初心者にオススメのコードについては、以下の記事で解説しています。
伝えたいのは、よく使うコードを優先的に練習することが、アコギ上達の近道だということです。
この3曲で学べるコード:
メジャーコードを学ぶことができる。メジャーコードは、いろんなコードの基本形である。C・D・E・F・G・A・Bの7つが、それぞれドレミファソラシに該当する。
・C(サヨナラバス)
・D(カントリーロード)
・E(サヨナラバス)
・F(サヨナラバス)
・G(カントリーロード)
・A(カントリーロード)
・B(サヨナラバス)
メジャーコードだけでなく、派生したコード(Amなど)も登場するので、幅広く学んでいくことができる。
あれ?
メジャーコードは、カントリーロードとサヨナラバスで網羅しているので、チェリーは不要に見えますね。
実は、サヨナラバスとチェリーは、とてもよく似たコードが使われています。
なので、サヨナラバスを学べば、チェリーで登場するコードのうち多くのコードを学び終えます。
それでも、チェリーを練習すべきなのは、ストロークの仕方が違うからです。
サヨナラバスで覚えたコードを使いながら、ストロークの練習に特化できるので、チェリーが必要なのです。
ストローク(右手)
次に、ストロークについて解説します。
ストロークの仕方は、楽譜によって違うため、数は無限。
ただ、よく使うストロークの仕方はあります。
それが、8ビートと16ビートです。
サヨナラバスで8ビートを学び、チェリーで16ビートが学べます。
ここでチェリーの登場
ストロークのイメージは、以下のとおり。
カントリーロード
↓・↓・↓・↓・
サヨナラバス
↓・↓↑・↑↓↑
チェリー
↓・↓・↓・↓↑↓↑↓・↓・↓↑
耳を澄まして実際に公式動画の音を聞いてみると、理解が深まると思います。
前置きが長くなりましたが、カントリーロード、サヨナラバス、チェリーの順番で練習することで、基本的なコードとストロークを身につけるというのが、筆者がオススメする練習法です。
次からは、それぞれの曲にもう少し踏み込んで解説していきます。
カントリーロード
難易度★☆☆☆☆
まず最初に練習するのは、カントリーロードです。
カントリーロード〜♪
この曲で学べること:
・D・G・A
・コードチェンジのコツ
それぞれ解説します。
D・G・A
カントリーロードは、D・G・Aの3つのコードだけで弾けます。
たった3つ覚えるだけで1曲弾けるというのは、モチベーションになりますよね。
D・G・Aは、初心者がまず最初に覚えるべきコードとして、以下の記事で画像付きで詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
コードチェンジのコツ
コードチェンジのコツを覚えると、初心者の弾き方が、一気に本格的な弾き方に変わります。
たとえば、Gを4回、Aを4回というとき、
GGGG……AAAA……
というように、コードが変わるときにワンテンポ遅れてしまいませんか?
GからAにすぐ、左手をチェンジできないので、最初はこうなりがちです。
もちろん筆者も、ワンテンポかツーテンポ遅れていました。
そんなときに覚えたのが、コードチェンジのコツです。
GGG◯AAA◯
◯は解放弦という、左手で何もおさえないで弾く状態です。
こうすることで、次のコードにいく準備を左手ができるので、スムーズなコードチェンジが可能となります。
やってみると、意外と音色も違和感ないです。
少なくとも、ワンテンポ遅れるよりは、圧倒的に上手に聞こえると思います。
カントリーロードを通じて、D・G・Aの3つのコードと、コードチェンジのコツをつかんだら、次はサヨナラバスを練習します。
詳しく解説していきます。
サヨナラバス/ゆず
難易度★★★☆☆
筆者はゆずに憧れて、アコギを始めました。
サヨナラバスは初心者の筆者でも弾きやすく、学ぶことが多かったので、特にオススメです。
この曲で学べること:
・F
・8ビート
それぞれ解説します。
F
初心者が最初にぶつかる壁として有名な、コードF。
筆者も20歳のときにFで挫折して、ギターを捨てた経験があります。
30代で再びギターを始め、またFで挫折しそうになりましたが、ある日弾けるようになりました。
以下の記事に、画像を使いながら詳しくまとめていますので、参考にしてみてください。
サヨナラバスでは、簡単なコードが続いたあとにFが登場するので、Fの練習曲としてオススメです。
8ビート
カントリーロードは、下に4回弾くだけですが、この8ビートは上にも弾きます。
下に弾くのをダウンストローク、上に弾くのをアップストロークと呼びます。
コツは、右手はずっと一定のリズムで動かし続けて、弦を弾くタイミングだけ弦に当てる、ということです。
↓・↓↑・↑↓↑
・のときは、空振りする感じです。
サヨナラバスで、多くのコードと8ビートを学んだら、次はチェリーを練習します。
こちらも詳しく解説していきます。
チェリー/スピッツ
難易度★★★★☆
この曲で学べること:
・16ビート
・ギターのリズムと違うリズムで歌う力
それぞれ解説します。
16ビート
記号で表現すると、こんな感じです。
↓・↓・↓・↓↑↓↑↓・↓・↓↑ ・は空振り
1度チェリーを耳を澄まして聞いたあとに、この記号を見てもらえると理解が深まると思います。
ギターのリズムと違うリズムで歌う力
ギターの難しさは、いろんなことを同時にやる必要があるところ、だと思います。
左手でコードをおさえ、右手でストロークするだけでなく、口は歌い、目は楽譜を読み、脳はいろんなことを指示するためにフル回転です。
筆者は脳みそが足りないので、楽譜と歌詞を記憶することで、左手と右手と口の3つに集中できるようにしました。
カントリーロードとサヨナラバスは、この方法で何とかなったのですが、どうしてもチェリーは弾きながら歌えませんでした…
具体的には、16ビートでとても右手は早いのに、歌はとてもゆっくり、というところに難しさがありました。
こればかりは経験しかないと思いますが、チェリーは歌の練習に特化できるので、オススメです。
なぜなら、サヨナラバスと似たコードばかりのため、サヨナラバスが弾ければチェリーのコードはおおよそ自然と左手が動くからです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
カントリーロードで、D・G・Aとコードチェンジを学び、サヨナラバスでFと8ビートを学び、チェリーで16ビートと歌のリズムを学ぶ。
こうやって文字にしてみると、初心者にとって大事なエッセンスが散りばめられていることがわかりますね。
初心者の筆者も、この方法でそれとなく弾けるようになり、楽しく練習できていますので、ぜひ試してみてください。
もしうまくいかず挫折しそうになったら、ギターストラップを買ってみるのもオススメです。(コスパがいいので値段だけでも見てみてください)
筆者はギターストラップをつけたほうがコードがおさえやすいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
すべての記事はこちらにまとめています!